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けー

ブログ見ていただきありがとうございます。

看護師として総合病院で働いていました。キャリアを見直していく中で、看護学生時代にお世話になった看護学校で恩返しがしたいと思うようになり、夢であった看護教員として採用していただきました。

現在は教員資格取得のため勉強をしています。
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輸血の副反応「TACO/TRALI」

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 輸血の副反応

輸血の副反応には溶血性・非溶血性などいくつか分類があり、

医療者は多くの観察ポイントを意識して実施していく必要があります。

今回、輸血勉強会にて学んだ「TACO」、「TRALI」について説明します。

 

「TACO」について
 TACO(輸⾎関連循環過負荷)は、輸血開始後6時間以内に発症し、急性な呼吸困難を伴う重篤な副作用です。TACOの病態は輸血の循環過負荷による心不全であり、循環血液量や急速な輸血速度による過剰負荷により、肺水腫となり呼吸困難をきたすものです。よって、輸血量や輸血速度に注意し、輸血中の十分な観察が必要です。
TACOの危険因子
  • 抗がん剤による心毒性、貧血など
  • 腎機能障害
  • 高齢者
  • 低体重患者など

症状が見られた場合、輸血は直ちに中止。酸素投与や利尿剤の投与等、採血でのBNPやレントゲン評価を医師の指示で行い、心不全の治療に準じた処置が必要となる場合があります。

 

「TRALI」について

 TRALI(輸⾎関連急性肺障害)は、輸血後6時間以内に非心原性の肺水腫により急性呼吸不全をきたす重篤な輸血副作用です。輸血用製剤の白血球抗体(HLA抗体など)が受血者の白血球と反応し、肺の毛細血管内皮細胞の透過性亢進が起こることが原因と推測されています。

急激な呼吸障害など症状があらわれた場合には、直ちに輸血を中止し、酸素投与等の呼吸管理を行います。

※点滴ルートは確保したままにする!ショック症状でのルート確保は困難な可能性があります。

輸血療法は様々な医療従事者が協力して行いますが、

特に実施者として看護師は患者さんに非常に近い存在になります。

傍にいて観察を行い、正しく安全に実施されるように、また副反応発生時には適切な対応が出来るように備えておきましょう。

参考書から学ぶ

看護師のための臨床輸血 第3版 学会認定・臨床輸血看護師テキスト

日本赤十字社ページから学ぶ

TRALI / TACO|非溶血性副作用|輸血の副作用|医薬品情報|日本赤十字社

 

 

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